平成27年度地方交付税の算定結果。

25日は富津市で花火大会が行われました。
市から予算が出なくなって規模は縮小したものの、市民の手によって開催できた事は本当に素晴らしいと思います。
なかなかできる事ではありません。
これによって「なんでも市に頼らず、自分たちでやっちゃおう!」という人たちが動き出した事が宝であり、10年後の富津市を大きく変えると思います。

7月24日、総務省のホームページ「報道発表資料」に平成27年度の地方交付税の算定結果が公表されました。
総務省ホームページ。平成27年度地方交付税の算定結果

これによると君津市の平成27年度普通交付税は3億9844万円です。
昨年の市長選では「交付税不交付団体だから財政は大丈夫」という現職陣営と、財政に危機感を持つ新人2名が戦いました。
それからまだ一年もたっていません。実に皮肉な事です。

富津市は財政が危機的であると報道されたことで大きなイメージダウン等、「マイナスを受けた」という声もありました。
しかし市民意識は確実に変わり、行政も大きく改革が出来る土壌になっているように感じます。
それに対し君津市は財政非常事態宣言等もしていません。
イメージダウンにならないかもしれませんが、ジリジリと財政は悪化、市民も「財政は大丈夫」という現職の言葉だけを信じています。

一時のイメージダウンか、子供・孫世代になっても財政の安定した市であるか。
富津市と君津市の10年後は大きく違っているかもしれません。
少なくとも、市のイメージダウンと市長のイメージダウンを同じように考えてはいけないと思います。

「あの時、非常事態宣言をして改革に着手してくれてよかった。」
将来そう言われれば、今一時的にイメージダウンしても良いと思います。
君津市も財政非常事態宣言をして、市民に本当の財政状況を理解してもらい、協力をお願いして行財政改革を進めるべきだと思います。