消費税増税と日本の農業。

いつの間にか増税ありきの報道がされ、低所得者対策をどうするか、軽減税率か給付かという言われ方をしています。
増税自体に反対です。
が、軽減税率を導入すると「贅沢品」か「生活必需品」かで税率が変わってくるため、そこの線引きに利権がうまれるでしょう。
たとえば、靴でも値段はピンからキリまであります。
何が贅沢品で何が必需品か?
個人の価値観の問題でもあり、正確に線を引くことなど無理だと思います。
今、多くの農家は全力で高付加価値化に取り組んでいます。
ブランド農産物が多く生まれ、成功例も多数あります。
海外の安い農産物と戦うためにと、政府も後押ししてやってきた政策です。
しかし、この軽減税率を導入されてしまえば、高付加価値を付けた農産物は「贅沢品」とされ、高い消費税率をかけられ消費が落ち込むのではないでしょうか。
山形のさくらんぼ「佐藤錦」、魚沼産コシヒカリなどブランド化した農産物の税率を上げる事は、日本の農業の未来に希望を持たせないようなやり方です。
農協の皆様にはTPP同様に軽減税率導入にも反対をしていただきたいです。