イノシシによる被害が深刻化。

最近クマの出没したニュースをよく見ます。
コロナのせいでしょうか?君津でも今年はイノシシの被害が多いように感じます。

同僚議員から君津市内の小学校校庭にもイノシシが来ている事を聞きました。
私もいてもたってもいられなくて、わなを貸したり教育部や農政課に連絡させていただきました。

1週間ちょっとで十数頭の捕獲が出来たそうです。
教育部も事態を深刻に受け止め、学校と協議しながら対策に乗り出してくれています。

君津市では野生猿鹿猪等被害防止対策事業、有害鳥獣被害防止対策事業補助金など毎年一億円以上の予算を組んで対策を講じていますが、それでも年間4500万円以上の農産物被害があります。
最近は農産物の生産をあきらめる人が増えてきて、被害額が減ってくるという末期的な状態です。

私は「わなの購入に対する補助」をすべきだと考えています。
銃には弾代の補助が出ています。
駆除の時だけでなく射撃教習の弾代も補助が出ます。
であれば、くくり罠や箱罠の購入に対しても補助を出すのがスジだと思います。

↓以下に平成30年3月の予算委員会での議事録より一部を紹介します。

須永
 一斉捕獲での出動経費61万円で、61万円の経費をかけて一斉捕獲で何頭とれるんでしょうか。

経済部副参事
 一斉捕獲につきましては、とれる数は非常に少なくなっております。大変申しわけございません、数字が出てこないので。
 
須永
 一斉捕獲61万円の経費をかけて、恐らくとれても数頭じゃなかったかと思うんですよ。弾代の37万円というのも、恐らく高い散弾だとしても1発800円ぐらいだと思うんですね。そうすると460発近くの弾代になるので、そうすると相当無駄弾があるのかなと思うんですけれども、この辺の弾の数と捕獲頭数との整合性というのはどういうことなんでしょうか。

経済部副参事
 この弾代につきましては、一斉捕獲のものだけではございません。これにつきましては、毎年、銃の捕獲については講習会、実習というんですか、免許を取る際に実習をしなきゃいけないということがありますので、それの弾代補助ということも兼ねておりますので、一斉捕獲のものだけではないということだけご承知おき願えればと思います。
 
須永
 つまり銃の場合は、捕獲だけじゃない部分での弾代まで見てやっているわけですね。

以上、紹介終わり。
予算委員会の議事録ではこの前後にもかなり細かいやり取りしていますが、過激なのでブログで紹介するのはやめておきます。
平成30年3月予算審査特別委員会の議事録はこちら

このままではいずれイノシシ等による人的被害が出てしまいます。
次の議会では罠の購入に対する補助制度の導入についても提言してみたいと思います。