一体どうするんでしょうね。築地市場。
東京都側と仲卸の人たちが色々やってますが、目線として商品を買うお客さん目線が足りないと思います。
「築地」というブランド力はすごいものがあります。
そのブランド力を作り上げたのは仲卸の人たちで、それは敬服します。
しかし、例えば「築地直送」というシール(POPでもいいけど)の貼った魚があったとして、その魚が高く売れるのは物がいいからでしょうか、それとも「築地直送」シールのおかげでしょうか?
築地で働く仲卸の人たちは自分たちの扱う商品に自信があり、物がいいから売れている、と思っているかもしれません。
ですが地方に行けば「築地」ブランドの力は強く、築地の名前の力で売れている部分も大きいと思います。
この「築地」の名前に食いつく地方のお客さん目線が足りてないと思います。
今の段階でこれだけマスコミで取り上げられて、「豊洲直送」シール、貼れるでしょうか?
豊洲に移転したとして、何年後かには仲卸の方々の力で、立派な豊洲ブランドを確立するかもしれません。
しかしそれって何年後の事でしょう?
福島産のコメは毎年50億円の検査費用をかけているのに今だに震災前の価格では売れません。
ここへきて新たに築地の地下からも土壌汚染が見つかったと報道されています。
このままでは「築地直送」シールさえ貼れないような状況になるかもしれません。
一度下がったブランドイメージを取り戻すには時間がかかります。
小池知事の判断が待たれます。