市内産業廃棄物最終処分場の増設に対する反対デモ。

自称、産業廃棄物最終処分場に最も詳しい議員の須永です。
新聞各紙に千葉県庁前にて君津市内の産業廃棄物最終処分場の増設に反対するデモが行われたことが書かれていました。
このデモには石井次期市長も参加したそうです。

この産業廃棄物最終処分場の増設については、9月議会において鈴木市長も私の質問に対し「市民の利益や安全・安心を確保するようあらゆる可能性を探っていく」と答弁しています。
なので市長選での争点化は難しいと思っていました。

しかし、「増設反対!」を公約の一番に持ってくることで、あたかも他候補は増設賛成のような印象になりました。
さらに増設中止のため「あらゆる方法を検討する」から「あらゆる方法をする」と一歩踏み込んだことで久留里地区からも多くの支持を得たと思います。

この問題は白黒がはっきりつく問題です。
当選後にあいまいにすることはできません。
まず、事業者が君津市に出している工事用ベースキャンプの「法定外公共物排出水流出許可申請書」を不許可にしなければいけません。
さらにすでに許可が出されている増設工事本体の排出水流出許可についても取消をすることが必要となります。
(この辺のことは9月22日のブログをお読みください)
また、4月には市営林道の使用許可の更新がありますので、そこでも3期増設に関連する車両は不許可とする必要があります。

君津市は県に「第3期増設事業に係る産業廃棄物処理施設変更許可申請書に係る答申」のなかで計画排水の水質を厳しくするよう求めています。
しかしながら増設の排出水流出許可では水質には一切触れていません。
所管が環境部か建設部かで矛盾が生まれてしまっているのです。
これも修正する必要性が出ています。

産業廃棄物最終処分場の増設中止は、
「難しい問題」というより「覚悟が必要な問題」です。

※今までの事を詳しく知りたい方は、ブログのカテゴリ「市内の産業廃棄物最終処分場」をお読みください。