私は池江璃花子さんの活躍も見てみたいし、松山英樹さんのプレーも見てみたいです。
ですが、オリンピック・パラリンピックにより感染拡大することは防がなければならないのは当然です。
インドで猛威を振るっている二重変異ウイルスが国内でも見つかったと報道されています。
世界中で様々な変異ウイルスが出てきていますが、どんなに検疫しても100%防げるというものではないと思います。
感染拡大防止の観点からすれば再延期すべきなのは明らかだと思います。
経済面からみたらどうなんでしょう。
無観客で開催する場合と、再延期して観客有りで開催する場合の経済効果はどう違うのか?
国は試算しているのかどうか、記者会見等で質問して欲しいものです。
国民がワクチン接種してから観客も入れて開催したほうが経済効果は高いように思えます。
オリンピック開催までに国民全員がワクチン接種できないことがほぼ確定している現状においては、再延期というのが最も現実的な判断だと思います。
しかし、これを決める手法と言い出す人がいないのでずるずると開催まで進んでいるように思えます。
朝の情報番組では医療現場の疲弊をよそに、オリンピック開催まであと何日!と当然のように報道しています。
「いついつのどの会議で決議されれば再延期する」という手順がないので公式に議論されないのだと思います。
ではどうやっても止まらないのか?と考えてみました。
東京都が予算を執行しているので、都議会に「再延期を求める陳情書」とか「予算執行停止を求める陳情書」等を提出して可決されれば止まるかもしれません。
しかし都議会の開催は6月なので遅すぎます。やはり都知事かオリパラ大臣か組織委員会会長が判断すべきだと思います。
都知事もオリパラ大臣も組織委員会会長も、批判を恐れて自分からは再延期を言い出さないようにしていると感じます。
スポーツ選手というのは人気者です。
再延期を言い出せば「選手がかわいそう」という世論もかならずあります。
クラスの人気者に逆らう事で自分の評判を落としたくないという心理はわかりますが、それを決断するのが政治家です。
せめて都知事、大臣、組織委員会会長の三者が仲良ければ三者で会談して結論を出した。という形で公表できるのでしょうが最近の報道も見ている限り心配です。
私のような地方議員が再延期すべきと言ったところで国や都が動くはずないのは承知しています。
動かせる立場にいる方々が再延期を判断してくれることを願っています。