議員はビジネス、職員はエコノミー。

同僚議員から住民訴訟を起こした県議がいると聞き、何事かと思い調べてみました。
今までも議員の行政視察について取り上げてきた私としては書かないわけにはいきません。

県議が行った海外視察について、船橋市の西尾憲一県議が返還請求を行っていました。
↓ホームページには訴状が載せてあります。
西尾県議のホームページはこちら

県議が海外視察をビジネスクラスで行った例は過去にもあり、オンブズマンが返還請求等をしましたが、返還が認められた例はほとんどなかったと思います。
議員がビジネスクラスで行くのは贅沢だ!無駄遣いだ!と言ってもそれっぽい理屈をつけて正当化されてしまいます。

しかし今回は違う結果が出るかもしれません。
それは「職員との差額」に焦点を当てているからです。

議員はビジネスクラス、職員はエコノミーと差をつけることは明らかに差別です。
差をつけるだけの正当な理由を見つけるのは困難でしょう。
多くの市民も納得いかないと思います。
議員と職員は役割が違うだけであり、身分制度のような上下関係による差別をするのは人権の侵害だと思います。
職員組合は「ハラスメントだ」と訴えてみたらどうでしょうか。

視察に行った県議は速やかに差額分を自主返還し、次が無いように条例改正をしていただきたいと思います。