現金給付か、クーポンか、

今日は君津市戦没者追悼式が文化ホールで行われました。
感染対策をし、簡略化した式ではありましたが、毎年戦没者に思いをはせる大切な時間を持つことが出来ました。

さて、国政では、現金給付かクーポンか、一律か所得制限か、年齢制限するのか、などで議論されています。
そもそも何のためにやるか、という点がぶれているのでこういうことになります。
生活困窮者対策なのか、経済対策なのか、子育て支援なのか。
いっそのこと生活必需品や学用品・子育て関連の物品の消費税を下げてくれた方がわかりやすい。

こういった施策は市政でもよくあります。
執行部からすれば複数の理由をつけておいた方が指摘されても対応できるからです。

例えば、
「中古住宅の取得補助はなぜ中古だけなのか?新築も含めるべきではないか」
と言われたら
「空き家対策という点から…」
と答えられます。
「空き家対策だけでは人口が増えないのではないか」
と言われたら
「転入者には増額するので人口増加にもつながります」
と答えられます。
「人口増加も目指してるなら新築も含めるべきでは…」
堂々巡りです。。

というように施策をやる理由を複数にしておくと指摘をかわせるし、成功・失敗のラインが明確にならないという点もあります。
なので事実上失敗していても続いてしまうという事態が起こります。
失敗している事業が続くというのは、市民にとっても職員にとっても良いことはありません。

全ての事業に対し可能な限り「数値目標」と「成否分岐ライン」を設定し、〇年間成否分岐ラインを下回ったら事業廃止と最初に設定したうえで始めるべきだと思います。
ちなみに「君津市空き家バンク」に登録されてる空き家の件数は今の時点でわずか2件です。
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