JR久留里線の久留里・上総亀山間についてJRが協議を申し入れ、今後の存廃が注目されています。この件に関して、実は平成29年9月議会に陳情が提出され、私が提出者となり発議案を提出した経緯があります。
陳情名は「JR内房線・久留里線の利便性及び安全性向上に関する陳情」
当時の総務常任委員会で審議され、委員会では否決。しかし、本会議では賛否が拮抗、結果、賛成多数で採択されました。
委員会と本会議で結論が変わることは珍しいことではありますが、本会議がただの追認機関となっていないことの表れであり、君津市議会のいい面でもあります。
本会議での採択を受け、私が提出者、賛同者に鈴木良次議員と鴇田剛議員で発議案を提出しました。以下にその文面を紹介します。
須永和良でございます。
先ほど陳情第4号が採択されたことによりまして、発議案第5号 JR内房線・久留里線の利便性向上を求める決議について、私から提案理由の説明をさせていただきます。
発議案第5号につきましては、JR内房線・久留里線の利便性向上のため、先ほど採択された陳情第4号の趣旨のとおり、さきのダイヤ改正によって縮小された便等について見直しを求めるよう決議するものであります。
本件に関しましては、行政を中心としたさまざまな団体が地道な活動を続けており、それの後押しを議会としてもぜひしていきたいこと、また、さきの高校生議会で久留里線の利便性の向上を訴えた高校生がいましたが、そうした未来ある若者たちに我が市議会の姿勢を示すためにも、本決議案を全会一致で可決いただきたいと思います。
以上、発議案第5号の提案理由の説明とさせていただきます。
以上です。発議案が賛成多数で可決されたことで、君津市議会から決議が提出されました。
議事録・決議文等は議会ホームページの会議録検索システムから見ることができます。
JRさんにはドル箱路線の経費も情報公開してほしいです。久留里線は久留里―上総亀山間の営業費用が2億8100万円に対し、収入が最少の100万円だったと報道されましたが、では最大の利益を上げている路線ではどうなのか?
公共交通の事業者として情報公開と誠意ある姿勢を期待します。