JR久留里線の沿線地域交通検討会議が行われます。

JR千葉支社、君津市、千葉県の三者で検討し「(仮称)JR久留里線(久留里・上総亀山間)沿線地域交通検討会議が設置されることとなり、第1回の検討会議が本日11日に行われます。

この会議には君津市からの要望で、久留里・松岡・亀山地区の各自治会代表者も入っていますので、地元の意見も発言されると思います。

久留里・上総亀山間は赤字路線として大きく報道されていますが、それでも日平均55人の利用者がいます。この55人の方が交通難民とならないような配慮は最低限必要です。

JRではありませんが、小湊鐵道も4月20日に市原市に支援を要請しました。

要請文では「線路やトンネルなどの設備、それに車両の維持や補修にかかる安全運行のための費用に今後10年間でおよそ60億円が必要」と、近い将来に巨額の設備更新費用がかかることを説明しました。

そのうえで、「今後の沿線人口減の傾向等もふまえると、鉄道事業部門の経営状況が今後も厳しいことが予想され、特に乗降人口が少ない上総牛久駅以南については、こうした安全投資を考えると、廃線も含めた検討が必要と考えています」と訴えたそうです。

久留里線は車両の更新は済んでいるそうですが、鉄橋などの維持補修などの経費が今後どれほどかかるか、その負担をどうするか、という話にもなると思います。

結論ありきではなく、住民とともに公共交通のあり方を考える会議となるといいと思います。