年明けから商工会議所の賀詞交歓会から始まり、各種団体等の新年会にも参加しています。多くの方の挨拶から令和7年の経済が上向きになることを皆さんが切に願っていることを感じます。
千葉県の令和7年度当初予算案が発表されました。今年度の予算は「骨格予算」として編成されており、義務的経費や継続事業を中心に構成されています。
その中でも、経済関連の施策について注目すべきポイントを整理しました。
・産業振興と地域経済活性化
千葉県は、地域経済の活性化と持続可能な成長を支えるため、いくつかの重要な施策を打ち出しています。特に、地場産業の育成や企業誘致の促進に力を入れており、新たな雇用の創出や地域経済の底上げを目指しています。
立地企業補助金の大幅改正では上乗せ地域として東京湾アクアライン着岸地周辺地域が入りました!
農業分野では、生産者の支援としてデジタル技術を活用したスマート農業の推進が計画されています。これにより、生産性の向上や効率的な経営が可能となり、農業の担い手不足の解消にも寄与すると期待されています。
気候変動による園芸作物や水稲の高温対策も盛り込まれました。
また、千葉県は全国有数の農産物生産地であり、輸出促進やブランド化の支援にも注力しています。
商工業の振興では、中小企業支援策が強化されます。
特に、資金繰りの支援や新技術の導入促進を目的とした補助金制度の拡充が予定されています。これにより、県内企業の競争力向上を後押しし、持続的な成長を促進する狙いです。
また、スタートアップ企業の支援にも力を入れ、県内での起業を促す施策が展開されます。
インフラ整備とデジタル化の推進
千葉県では、経済発展の基盤となるインフラ整備にも注力しています。特に、物流の効率化を図るための道路整備や、港湾機能の強化が進められます。
成田空港や東京湾岸地域のインフラ整備は、企業誘致にも大きな影響を与える重要な要素であり、今後の成長戦略の鍵となります。
また、デジタル技術の活用による業務改善や行政サービスの向上にも重点が置かれています。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を通じて、企業の生産性向上や新たなビジネスチャンスの創出が期待されます。具体的には、企業のデジタル化支援やIT人材の育成が挙げられます。
令和7年度の千葉県の経済施策は、地域産業の活性化、中小企業支援、インフラ整備、デジタル化推進といった幅広い分野にわたっています。
特にスマート農業の推進やスタートアップ支援など、新たな成長分野への投資が目立ちます。
今後6月の補正予算において、さらに具体的な政策が追加されると思います。県民の皆さまとともに、持続可能な経済発展を目指していきます。