千葉県議会議員選挙に君津市から立候補することを表明したわけですが、私には人口流出を止めるための具体策があります。
先日、その具体策について特に3点に絞り市長に政策要望書として提出してきました。
その内容の一部をブログでも紹介いたします。
なぜ人口が流出するのか?
様々な理由がありますが、本市として対処すべき一番の問題は住宅供給です。
千葉県のホームページから建築統計という資料を見ることができます。
建築着工統計 千葉県ホームページ
こういったデータを分析し改善策を提案するのも議員の仕事です。
君津市の人口は81176人、袖ヶ浦市の人口は65659人ですが、令和3年度のデータで、君津市の住宅着工戸数は421件に対し、袖ヶ浦市の住宅着工戸数は790件です。
君津市、袖ヶ浦市、木更津市の新設住宅着工戸数を比較してみました。
袖ヶ浦市は約2.3倍以上、木更津市は約2倍の住宅着工数です。
なぜこうなるのか?
それは整備された宅地を安く供給してるからです。
若い人たちから見て、木更津市や袖ヶ浦市と、君津市、どちらが利便性が高いかと言えば木更津市や袖ヶ浦市です。
利便性の低い土地は利便性の高い土地より安くなるのが市場原理です。
しかし、君津市は住宅地が少ないために市場原理に反して価格が高く、その結果選ばれないために着工戸数が大きく下回っています。
2倍以上の差をつけられた新設住宅着工戸数の差、これを解消するには宅地開発を推進することです。
最も早く手をつけるべきは市街化区域内です。
市街化区域は「すでに市街地を形成している区域及びおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域」と定義されていて、農地転用や開発許可などのハードルが低く、宅地開発をしていくべき区域です。
しかし、君津市の市街化区域内には全く市街化されていない場所があります。
市街化区域にしておいても開発されないのはもったいないです。
この場所を「逆線引き」して市街化区域から除外し、同じ面積分を別の場所で市街化区域に編入すべきです。
県の都市計画マスタープランが令和7年に見直されるタイミングに合わせ、本市の市街化区域の見直しするべきです。
市街化区域の逆線引きによる付け替えであれば、面積は今までと同じなので県も認めざるを得ません。
宅地開発を推進し、住宅着工戸数を増やさない事には人口流出は止まりません!
君津市議会議員すなが和良として石井市長に施策の要望書を提出しました。