千葉県には現業職員がいない

自治体における現業職員とは、主に現場での作業を担当する職員のことを指します。これに対して、デスクワークを中心に行う職員は「事務職員」と呼ばれることが多いです。

君津市には現業職員さんがいたので、簡単な道路の補修や公共施設の軽微な補修、小範囲の草刈りなどは要望するとすぐに対応してくれました。

しかし千葉県には現業職員さんがいません。

昔はいたのですが、1990年代以降、行政の効率化や民間委託の推進、官民格差の改善など、さまざまな要因が影響して削減されてきました。特に当時は給与水準や退職金制度などの官民格差が問題となりました。

しかし現業職員さんがいないとちょっとした除草や補修でも事業者との契約が必要となり手間と時間がかかります。事務職の職員が通常業務を止めて草刈りするのも非効率だと思います。

給与体系などを民間と同等水準にしたうえで、やはり現業職員さんも必要だと感じています。

草が伸びる季節となり、多くの方から除草等の要望を受け、その都度現地確認をしたのち担当部署に依頼をしています。

やるとなっても契約し実行までに時間がかかってしまうのが申し訳ないです。

現業職員の復活や道路の包括管理契約など抜本的な改善案を提案していきたいと思います。

小糸川河道内の高木の伐採も依頼してあります。