以下は4月22日の毎日新聞の記事からの一部抜粋です。
千葉県議会で相次ぐ遅刻・早退 フジ番組の放映受け各会派「反省」
フジテレビの番組で、幅広い会派の千葉県議らが本会議の遅刻や早退などを繰り返す様子が放映されたことを受け、県議会は22日、議会運営委員会を開いて対応を協議した。
各会派からは「非常に重く受け止めている」といった反省の弁が相次ぎ、規律保持に向けた対策を6月定例会までにまとめることを決めた。
毎日新聞の元記事はこちらから
20日のフジテレビ夕方の番組「イット」での放送を見ていたうちの小学生も怒ってました。
「学校なら怒られるのに、なんで?」って。
これは「おごり」からくる緊張感や危機感のなさが表れているのだと思います。
千葉県議会は88名の内51名が自民党です。
自民党は良くも悪くも「順番待ちをする」政党です。
県議会の過半数を占めていますから様々な要職(ポスト)を自民党が抑えています。
なので先輩議員に逆らわず、指摘せず、おとなしく順番待ちをしていれば要職に就くことができるのです。
本来なら「自民党のイメージを著しく低下させた!」と責任追及する人がいるほうが、組織としては自浄能力があるという事になります。
しかしポストの順番待ちから外されたくないので声を上げません。
(SNSを活用している議員さんたちもこの件には全く触れていません)
内部で対立が起きない代わりに自浄能力もないのです。
おごりによる緊張感のなさ、市民感覚のなさは自民党だけに限りません。
県議選は市議選よりもはるかに多い得票を得ないと当選できないので、ほとんどの議員は政党公認か大きな組織の推薦候補です。
投票率の低さもあり、政党公認や組織推薦を決定する人さえ押えれば選挙に受かるという現実を生み出してしまっています。
そしていつの間にか、市民全体の代表という感覚がなくなってしまうのです。
今回の件で私のところにも多くのお電話をいただきました。
こういうことが起きるたびに地方議会すべてが批判されますが、すべて一緒ではありません。
君津市議会では遅刻・早退はほとんどありません。
やむを得ずする場合は議長に報告し許可を得なければいけません。(当たり前すぎて書いててあほらしくなってきた)
苦言を呈するようで恐縮ですが、
昨年度は君津市選出の県議に関しても、海外視察に関する週刊誌報道があり、コロナ禍での忘年会に関する週刊誌報道もありました。そして今回です。
自分が問題ないと思うかどうかでなく、「君津市民がどう思うか?」を常に頭において二度と不名誉な報道をされることがないようにお願いしたいです。
多くの君津市民が同じ想いだと思います。