千葉県がおこなった水質検査の結果がようやく公表されました。

小糸川への有害物質の流出について、6月21日・23日のブログで書きました。
21日のブログ「魚の死がいに触らないように注意しましょう」。

23日のブログ「小糸川への有害物質の流出、その後」

6月24日には事業者がおこなった水質検査の結果が公表され、シアンが含まれていたことがわかりました。
(ちなみに、魚のへい死(=突然死)した死がいには有害物質の種類等により特徴があり、原因をある程度推測することができます。魚へい死の原因と特徴はこちらから

事業者が検査結果を公表してから、千葉県がおこなった水質検査の結果はいつ公表されるのかと待ち続け、ようやく今日公表されました。
しかも私が県の水質保全課に「いったいいつ公表するのか?」と問い合わせたのが16:30頃、その後しばらくして結果が公表されました。。

千葉県ホームページ「小糸川等における着色水に関する水質分析結果について」

最初に検体を採取したのが20日、それから9日後の公表です。(事業者が公表してから5日後)
20日の検体からはシアンが検出されています。
公表が遅すぎると思うのは私だけでしょうか。

一方で22日のNHKニュースでは、「千葉県は、水路で濃度が薄まり、直ちに人体に影響がでる可能性は低いとしています。」と報道されています。
検査結果が判明する前から「人体に影響が出る可能性は低い」という発言は事故対応としてはおかしいと思います。
NHKニュースの元記事はこちら

最もリスクがあるのは構内で事故対応にあったている方々です。
連日の猛暑もあり、かなり過酷な状況の中で作業していると聞きました。
現場の迅速な対応と比較して県の対応は、鉄鋼関連企業の社員さんをはじめとした市民を守ろうという姿勢に欠けると思います。
水路も小糸川も県の管轄です。
君津市にも県議さん2名いらっしゃいますがこの件で何か発信してますでしょうか?