小糸川への有害物質の流出、その後。

前回のブログを公開したその後、
21日夜にTBSでニュース報道、22日朝日新聞朝刊で新聞報道がされました。
22日午前に小学校から注意喚起のメールが来ました。
22日昼頃に君津市から注意喚起のメールが来ました。

市が水路への流入を確認したのは19日の13時頃です。
正確には12時39分に消防が危険物排除で出動しています。
約3日たってからの注意喚起は大きな反省点です。

水路を管轄するのは千葉県です。
県は今回の事故対応を主導する責任があります。
企業・市に早急な対応をとるよう指示すべきでした。
消防が出動している時点で出動記録等の公文書が残ります。情報開示請求する私のような議員がいる限り公表せずに済むわけがありません。
今後県は水質・死がい等の検査結果を速やかに公表していただきたいと思います。

企業活動をしているなかで万全を期しても事故が起きる時もあります。
起きた後の対応こそ重要です。
企業目線で考えても、今回の件で言えば健康被害を出さないことが第一です。
健康被害が出れば公害等調査委員会が入って公害紛争となる可能性が高いです。
訴訟が続く限り企業イメージが損なわれ続けます。
県や市に対し「早く市民に注意喚起してください!」と言うのが企業の正しいリスク管理だと思います。
(言ってたらごめんなさい。)

今回の件では市は注意喚起しかできることはありません。
逆に注意喚起だけは市独自の判断で早急に行うべきでした。
最初の段階で消防が出動した一つの事案という扱いでしたが、その時点で危機管理課が主体となって動く「災害」の扱いをするかどうか検討が必要だったと思います。
教訓として、今後想定する災害の中に「水質汚染」を入れるべきでしょう。

水に溶けたものは梅雨の雨で流れ海で希釈されるでしょう。
汚泥に沈着しているのか?食物連鎖による生物濃縮の可能性はあるのか?
県の発表を待ちたいと思います。
千葉県ホームページ「小糸川等における着色水について」