小糸川の管理に関する質問と答弁

初めての県議会一般質問が終わりました。その内容について少しづつ皆様に紹介していきたいと思います。

千葉日報にも掲載されましたが、小糸川の管理について前進がありました。

・中富を流れる江川と小糸川の合流地点にできた中洲の撤去を約束。

・君津市市宿の崩落現場は土地の境界を確認、県であれば対応。

となりました。県議会の一般質問は一括質問ですがわかりやすいように一問一答形式に並べ替えたものを掲載します。(正式な議事録ではありません)

以下が小糸川の管理に関する質問の全文です。

須永

 小糸川の管理について伺います。君津市を流れる2級河川小糸川は、流路延長80km、流域面積148平方kmの千葉県で3番目に長い河川です。6月2日の大雨では、県内で手賀川と小糸川が氾濫危険水位を超過しました。

小糸川は、昭和45年7月の豪雨により、大規模な洪水が発生し、甚大な被害をこうむりました。その後、流量を増やすために、河川の拡幅を伴う河川改修を実施し、昭和49年に完成しました。その後40年以上が経過し、河道内に土砂が堆積し、中州ができてしまったり、雑木が繁茂している場所も多く見受けられます。

君津市の良質な山砂が取れるという地域特性から、河川への山砂の流出、堆積が多いことは容易に推測できます。横浜市では今年から、河川の土砂堆積状況を把握するために、航空写真とAIを用いる実証実験を実施しています。

航空写真をAIで判読し、土砂が堆積しているポイントを抽出し、堆積する土砂の量を算出する。さらに、堆積土砂量がどのように推移していくかなどを分析するというものです。有用性が認められれば、来年度以降本格導入を目指す方針です。

そこで、現在本県では、河道内の土砂の堆積状況をどのように把握し管理しているのか、また、小糸川の江川合流点付近の堆積土砂の撤去を行うべきと考えるがどうか伺います。また、君津市市宿地先において崩落した法面について、県はどのように対応していくのか伺います。

答弁

 小糸川の江川合流点付近では、約100mにわたり土砂が堆積し、川の流れを阻害するおそれがあり、以前より要望もあることから、順次、堆積土砂の撤去を実施してまいります。

最後に、崩落したのり面の対応についてのご質問ですが、君津市市宿地先において、のり面が崩落した箇所については、既存の測量図などによれば、河川区域ではないと考えられるものの、当該崩落地と河川区域は隣接しており、その境界が不明確であるため、境界を確定し、改めて現地の状況を確認することとしています。

確認結果を踏まえて、今後、河川管理者として必要な対応について検討してまいります。以上でございます。

※県議会ホームページから動画を見ることもできます。

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