市内産廃処分場に対する請願書が県議会に!

今まで何度も書いてきた君津市内の産業廃棄物最終処分場。
現在、大きな動きが起こっています。

県議会に「ボーリング調査を求める請願書」提出されました!(3月1日本会議で採決)
しかも自民党の川名県議(千葉県自民党 県議会議員会長)と
民進党の石井県議(民進党千葉県総支部連合会 政策委員長)両名が紹介議員です。

君津市議会では全会一致で賛成。
地元の自治会等が連盟しての提出ですのでおそらく採択されると思います。
以下が請願文書です。

請願理由

 新井総合施設株式会社が、平成28年12月7日、千葉県に提出した廃棄物処理施設変更許可申請書に添付されている君津環境整備センター第Ⅲ期増設計画に関わる環境影響評価書には、地層の分析に関して重大な誤りがあります。

 同評価書では、処分場の地層は久留里の上総掘り自噴井戸の取水層の下10mを通るので安全であると述べていますが、同評価書を元にしても、また他の文献や井戸の柱状図を元にしても、処分場の地層が久留里の上総掘り自噴井戸の取水層であることは確実と思われます。

 第Ⅲ期処分場予定地は、35万人の水道水や農業用水を賄う御腹川・小櫃川の源流域であるとともに、「平成の名水百選」に選定されている久留里の上総掘り自噴井戸の、取水層の地層の露頭であると思われます。

 もしこのままで増設計画が遂行された場合、施設の老朽化や地震・豪雨・漏水などにより、処分場に事故があれば、御腹川・小櫃川ばかりではなく久留里の上総掘り自噴井戸までも汚染されることが確実と思われます。万が一、地下水の汚染、という取り返しのつかない事態にならないよう、下記請願いたします。

願意

 第Ⅲ期処分場増設の前に、処分場から久留里までの精密なボーリング調査を行うことで、久留里の上総掘り井戸の安全性を科学的に立証するよう、千葉県として新井総合施設株式会社に行政指導を行うこと。

以上が請願文書です。(受理番号59番)
今、この事業者は本来とるべき手続きである「廃掃法に基づく事前協議」と「森林法に基づく事前協議」を終了させることなく最終処分場増設の本申請を行っています。
かなり異例です。
これで許可が下りれば今後事前協議をする業者などいなくなります。
まさか許可されるとは思いませんが…

↓過去のブログ記事より。
環境省のモデル地区に選定?