保守本流はどこへ。

平成30年最後のブログ更新です。
今日は前々から思っていたテーマについて書いてみたいと思います。

今年は国政でも多くの施策が動きました。
水道事業の民営化に向けた水道法の改正や、外国人労働者受け入れのための入管法改正、働き方改革関連法案の可決など・・・。
保守本流というのか、真の保守というのかわかりませんが「保守」はどこへ行ってしまったのでしょうか。

昔は自民党=保守であったように思います。
しかし小泉政権時代以降、自民党議員に多くの経済至上主義・新自由主義というような人が増えました。
これらの人は若く、資金力がある経済人であるという特徴があります。
そして「株価が上がればいい政権」という考えと、「長期的な国の未来より短期的な経済効果が大事」という考えを持っている方が多いです。

これらの人が自民党の中で台頭してきた結果、自民党=保守ではなくなってしまいました。
本来の保守であれば水道法の改正など絶対しないでしょう。
もはや自民党内からリベラル的な意見がでて、それに反対するために野党が保守的な意見を言うという混乱状態です。

しかし自民党は割れません。
保守本来の考えを持つベテランも、新自由主義の考えを持つ若手も「自民党にいるからこそ議員でいられる」という事をわかっているので、根本的思想が違いながらも党が割れるという事が無いのです。
つまり、保守よりも保身が大事なのです。

「保守」が日本古来の文化や思想を守ることであるとするなら、保守の議員には愛国心や郷土愛も強いと思います。
本来なら、経済性よりも環境(国土)を守る立場に立つのが保守議員のはずです。
君津市にとって身近な産業廃棄物最終処分場の増設問題でも、
・水道水源地域に処分場作ること
・汚染水が漏洩すれば久留里の井戸水まで汚染されること
は保守本来の考えからすれば許されることではないでしょう。

千葉県議会が圧倒的に自民党の議員が多いです。
自民党が保守であるならば、県が出した増設許可に対し県議会として待ったをかけて欲しいと願います。

ちなみに私は自分自身が保守かリベラルか、という事にはあまり興味がありません。
どこの政党にも所属していない無所属議員ですし、目の前の問題に一番いいと思う解決法を探り実行していくのみです。

一年間ブログを読んでいただきありがとうございました。
皆様よいお年を。