4月21日に八重原線が開通し、八重周(やえす)橋が通れるようになりました。
しかし翌日22日の朝には交通事故が起きました。
二台の車が交差点の出会い頭に衝突し、二台とも横転、一台は20mほど先の田んぼに突っ込みました。
奇跡的にも乗っていた方は軽傷のようでした。
道路の建設中から、地元の人がこの交差点は危険だから信号の設置を要望していました。
しかしながら千葉県警は、開通して交通量調査をしてからでないと…と設置してくれませんでした。
信号が無理ならせめて一時停止線だけでもと要望し、市の建設部も警察に要望してくれたのですが、結局一時停止線はなく、交差点注意の表示だけで開通してしまいました。
で、事故発生。
ここは見通しが良く、田んぼが広がる交差点なので「コリジョンコース現象」という事故が起きやすいところです。
コリジョンコース現象の特徴は、ドライバーが相手のクルマが近づいていたことに気づかない、あるいは止まって見えてしまうことです。
同じ速度で同時に接近する2台のクルマがあると、ドライバーは横から近づくクルマを「周辺視野」でとらえているため、脳は近づいてくるクルマを止まっていると認識し、直前まで危険を認識できず衝突してしまうのです。
JAFのホームページ「コリジョンコース現象について」
この現象の名前は知らなくても、地元の人はその危険性を感じていて注意したのです。
ここは保育園児のお散歩コースでもあります。
次の事故が起きる前に、一時停止線や視野対策ポールなどの対策を千葉県警に強く要望していきます。