国道410号久留里馬来田バイパスの功罪

久留里馬来田バイパスが開通しましたが、今後タッチ区間と呼ばれる旧道と結ぶ道(橋を含む)の建設、また小櫃の長谷川バイパスの工事が計画されています。

一般競争入札を積極的に使い、なるべく早い完成を執行部にも要望をしています。

一般国道410号 久留里馬来田バイパスについてですが、令和5年度全線供用されました。
君津市広岡~袖ヶ浦市高谷、延長15.7㎞
総事業費は約200億円、総事業年は39年です。

このバイパス工事に関して過去5年間で100件の入札の内、指名競争入札が93件です。

ほとんど指名競争でやってるため、早期に進めるため指名競争入札を適用と言いながら39年もかかっています。(仮に、200億の事業を同じ指名10社で回せば1社あたり20億円)

一般競争を使わず指名競争の範囲内(5000万円以下)でやろうとした悪しき慣習があると思います。中には県単(県の単独予算事業)は上限5000万円と決まっていると信じている人がいるほどです。

しかも片側1車線の道路ですが、1キロ当たりの事業費約13億円です。高速道路並みの金額です。

工事に長い年月と高い金額をかけて喜ぶのは市民ではありません。

県議会で指摘してきた入札制度の一部が改正され、今後は2000万円以下が指名競争入札可能となります。指名競争のために今度は2000万円で区切り、工事が長期化するようなことがないようしっかりとチェックしていきます。

千葉県は、事業者のためでなく市民のための公共工事であることを忘れずに、入札事務の適正な執行にあたってほしいと思います。