一般質問の通告をしました。大綱1 入札制度について

一般質問の通告をしました。
私の質問は6月4日11時~11時45分の予定です。
長文ですので大綱ごとに紹介します。

大綱1 公正な入札制度への改善について

細目1 一般競争入札の拡大について
1 令和2年度から設計業務委託等の予定価格が非公表から公表に変更されたことは高く評価します。また、大和田・坂田小学校統合施設整備基本・実施設計業務委託及び旧秋元小学校複合整備事業基本・実施設計業務委託において一般競争入札を導入することも大きな改善だと考えます。しかしながら、他の設計業務において指名競争入札が予定されていますが、なぜ指名競争入札なのか伺います。

2 今までの設計業務委託の指名競争入札において、決まった9社の中から指名している状況が見受けられますが、なぜこの9社なのか、なぜ千葉市の業者が入っているのか伺います。あわせて、今年度も指名競争入札での設計業務委託が予定されていますが、今後も同様のことを続けていくのか見解を伺います。

細目2 総合評価落札方式について
 一般競争入札において総合評価落札方式を実施することは、金額以外の技術面や地域貢献度をどれだけ正確に評価できるかが重要です。そこで、現在の本市の評価項目における問題点を改善するために3点伺います。

1 市内に本店があれば、3点加算されますが、実績にかかる条件がないため、住所変更をするだけで評価されてしまいます。本店としての営業実績年数を設けるべきと考えますが、見解を伺います。

2 ボランティア実績、障がい者雇用実績、高齢者雇用実績、市内在住の女性雇用実績のうち、どれか1つでも当てはまれば1点加算されますが、2つ以上当てはまっても、1点しか加算されません。これでは障がい者雇用や女性の社会進出は進みません。それぞれ別々に評価し、1点ずつ加算する方式をとるべきと考えますが、見解を伺います。

3 評価項目に災害活動の実績や市内業者からの材料調達の実績、消防団協力事業所の認定なども加え、本市への貢献度をきちんと評価できるような仕組みにするべきと考えますが、見解を伺います。

細目3 低入札価格調査制度について
 低入札価格調査制度は安かろう悪かろうという工事等が行われないように、公共工事の質の確保を目的とした制度です。しかし本市においては、低入札価格調査基準額を下回り、調査が行われた場合でも、失格となった例が1件もなく、調査が形だけになっていると考えますが、見解を伺います。

細目4 工事の監理について
 令和2年12月議会でも質問をしましたが、本市では、工事の監理業務は設計者がそのまま随意契約で行っています。設計と工事監理を分離すべきという質問に対し、これまでは、監理業務と一括で発注をしてきたが、国の基本方針に分離方式が示されていることから、今後、前向きに研究したい。そして現場である建設部と協議をして、可能なものから導入していく方向で検討したいと思っているとの答弁がありました。
 今年度中には試行していくものだと理解していますが、進ちょくを伺います。

細目5 事業者等からの不当な要求に対して
 契約方法や金額に関してなど様々な場面で事業者等から不当な要求を受けることもあると思いますが、その場合、どのように対応するか伺います。

細目6 工事の分割について
 大きな自治体になるほど高額の公共工事を請けられる企業は多く、小さな規模の自治体だと高額の公共事業の入札に参加できる地元企業は少なくなってしまいます。市内経済の活性化を考えるなら、1億円の公共工事を1つ発注するより、5,000万円の工事2つに分けて発注したほうが地元業者が参入できます。高額の公共事業はなるべく分割して発注すべきだと考えますが、見解を伺います。

以上が大綱1の質問要旨です。

会期日程、一般質問通告書はこちらから見ることが出来ます。

参考までに
公共的な入札に係る事業者及び事業者団体の活動に関する独占禁止法上の指針

入札談合等関与防止法について(公正取引委員会HP)