公表する・しないは誰が何を基準に決めるのか。その2

昨日の続きです。
第一期埋め立て地内の推移を下げるため、たまった水をポンプアップ(くみ上げ)し、水処理施設に送っています。
公表されていない、そのくみ上げた水の放射性物質測定結果がこちらです。
(情報開示請求により入手したので、持っている人はまずいないと思います。)
くみ上げた水の放射性物質測定結果
出てるじゃん!放射性セシウム!
UD(ウルトラディープウェル)8ではセシウム134、137合計で5.3Bq検出されている事がわかります。
それぞれの井戸の位置は、下図の通り。
井戸の位置
これは千葉県環境研究センターによる調査結果であり、この結果は千葉県廃棄物指導課と新井総合施設株式会社に送られています。
君津市には一切知らされていません。
許可権者である千葉県と民間業者だけで物事が進み、最もリスクを負う地元自治体・市民がかやの外になってしまう事が、産業廃棄物行政の大きな問題です。
これを改善するには、地元自治体も産業廃棄物最終処分場の許可権限を持てるように法改正が必要です。
ではこの放射性セシウムを含んだ水がどうなったか?
水処理施設には放射性セシウムを除去するための「ゼオライト吸着塔」が準備されています。
どうしたかというと…
つづく