公表する・しないは誰が何を基準に決めるのか?その1

「まちづくり公社の処分場について」というタイトルで何回かブログ記事を書きました。
まちづくり公社の最終処分場は浸出水・放流水の放射性セシウム濃度を測定していますが、公表していません。
今のところ千葉県ホームページ・まちづくり公社ホームページを見ても載っていません。
25年度から公表するのか、県の動向を注視していきたいです。
君津市内の最終処分場では、埋め立て地内の水が外にあふれ出た。という事で大きな問題となりました。
(第一期埋め立て地の塩化物イオンの漏えい問題)
わかりやすく言うと、産業廃棄物最終処分場というのはどんぶりです。
雨が降ると水がたまるのでどんぶりの底に排水管を通し、水処理施設に流れるようにしてあります。
しかし、その配水管が目詰まりし、どんぶりが水でいっぱいになり外にあふれたのです。
高性能な遮水シートにより「絶対に水が漏れない」というのがこの処分場の売りでした。
しかし皮肉にもそれ以外の原因で水が漏れたのです。
この産業廃棄物管理型最終処分場には大量の放射性物質を含む、汚泥焼却灰等が埋立てられています。
(今は第二期埋め立て地に手賀沼で仮保管されていた焼却灰が運び込まれています)
外に漏れた水に放射性セシウムは含まれていなかったのでしょうか?
問題のあった第一期埋め立て地では、たまった水を抜くために井戸を掘り、ポンプで吸い上げて水処理施設に送っています。
実はこのくみ上げた水の放射性物質の測定を千葉県はしています。
しかし、公表していません。
測定した事実さえ君津市には伝わっていませんでした。
つづく。