新たな有害鳥獣対策、くくり罠の購入・製作費の一部に補助!

君津市議会は3月25日に議会最終日を迎えます。
新年度予算はおそらく可決される見込みです。

私は平成30年の予算審査特別委員会で有害鳥獣対策についてかなり議論しました。
タブー視されていた射撃教習の弾代補助についても突っ込んだのでかなり圧力を受けました。
詳しくは令和2年11月5日のブログに書きました。
令和2年11月5日のブログ「イノシシによる被害が深刻化」はこちら

そして令和2年12月の議会では新たな補助制度をもとめ一般質問で提案しました。
以下は議事録より抜粋。

須永
わなは消耗品です。くくりわなは1つ5,000円前後ですが、イノシシ等がかかって暴れればすぐに壊れてしまいます。
銃の弾代に補助が出るように、わな購入にも補助を出すべきだと考えますが、見解を伺います。

石井市長
鳥獣被害対策は、捕獲による頭数の削減や防護柵による農作物の防護など、複数の対策を組み合わせることが効果的であります。防護柵の設置については、これまで積極的に整備を進めてきたことにより一定程度の効果が出ており、今後は捕獲頭数の増加を図る必要があると考えております。
そのためには、わな購入への補助が有効であることから、今後、補助制度のあり方について検討してまいります。

抜粋終わり。
議会質問のテクニックとしては、「検討」という答弁だとしても、その前段で有効性を認める答弁を引き出すことです。そうすれば次回の質問で「有効性を認識しながらなぜやらないのか」とつながるからです。
議会だより第143号にも掲載されています。

それから1年3か月かかりましたが担当部署の熱意もあり、令和4年度予算には盛り込まれることになりました。
まだ確定ではありませんが予算が承認されれば、くくりわなの購入費・製作費の二分の一以内(限度額5000円)で補助が出ます。
一度かかったワイヤーなどを使いまわすと思わぬ事故につながりやすいので、安全面からみても有意に活用してください。

これで君津市では、
わなの免許取得に限度額10000円補助、わなの免許更新に更新手数料2900円補助、わなの購入・製作費に限度額5000円補助となり、「わな猟スタートパック」みたいな制度となります。
県内でも先進的な取り組みとなります。