東日本大震災から11年、予算化された「危険ブロック塀等除去事業」

東日本大信震災から11年がたちました。
多大な犠牲をきちんと教訓として伝えていけてるだろうか、と自問する機会と考えています。

2011年3月30日に支援物資を届けに行った当時の状況を振り返るために昔のブログを読み返していました。
2011年支援物資を届けた時のブログ
3世代後も4世代後も正しく恐れるように伝えていくことが大事だと思います。

東日本大震災以降、各地で震度6を超える地震が起きています。
震度6弱を記録した大阪北部地震ではブロック塀が倒壊し、女児が亡くなるという痛ましいことが起こりました。
そして全国の公共施設にある危険なブロック塀の調査が行われました。

塀が倒壊すれば直接的な被害だけでなく、緊急車両が通れなくなる、渋滞を引き起こすなどの災害時にあってはならない事態となるので、私は公共施設だけでなく危険なブロック塀の撤去を進める施策について提案してきました。

一昨年、令和2年12月の議会質問において、

須永 
 ブロック塀等の安全対策に係る補助制度について。
 県内36市町村が、ブロック塀等の除却、新設、改修などの安全対策に係る補助事業を創設しています。本市でも導入すべきと考えますが、見解を伺います。

部長
 ブロック塀等は、地震時において倒壊するおそれがあり、道路を塞ぎ通行を妨げる可能性があります。
本市では、通学路上にある危険なブロック塀等の所有者に、安全対策を記載したパンフレットをポスティングや手渡しなどにより、点検及び補強方法や撤去などの安全指導と状況に応じたアドバイスを行っております。
 今後、より一層の安全を確保するため、危険なブロック塀等の安全対策に係る支援制度の導入に向けて検討してまいります。

というやり取りがありました。

議会質問では「検討」ではなく「導入に向けて検討」という答弁を引き出せるかどうかで全く変わってきます。
そして令和4年度予算に「危険ブロック塀等除去事業」が計上されました。
予算審査はこれからですが、可決されれば一歩進んだことになります。

東日本大震災から11年、今日という日を機に、ぜひご家族等で防災について話し合ってみてはいかがでしょうか。

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