2018年の6月18日に大阪北部地震が起きました。
覚えていますでしょうか。
小学校のブロック塀が倒壊し、当時小学校4年生の女児が亡くなった痛ましい事故がありました。
ブロック塀が倒壊した小学校で黙とう 大阪北部地震2年
当時、各小中学校のブロック塀が点検され、市民にも注意喚起がありました。
2018年6月27日に君津市ホームページにも「ブロック塀・石塀の倒壊防止のための点検をしましょう」という啓発がされました。
「ブロック塀・石塀の倒壊防止のための点検をしましょう」
先日、通学路に面した高齢者の方がブロック塀の倒壊を心配し、左官屋である義父に依頼がありました。
私も気になったので現場を見てきました。
塀は道路側に傾き、表面も崩れ始めていました。
解体してみると、鉄筋は縦に1本だけ、控えも二段ぐらいしかありませんでした。
今まで土圧に耐えていたのは運がよかったと言えます。
解体して撤去し、新たに鉄筋を組んでコンクリートを流します。
底のコンクリ内にも格子状に鉄筋が入っていて、縦の鉄筋と連結させているので絶対に倒れません。
底のコンクリ面が広いことで、「本立ての本が乗るところが広い」状態なので倒れなくなります。
痛ましい事故を忘れてしまった人も多い中でブロック塀の安全性を確保しようとしたのは素晴らしいと思います。
市民からのお便りで教えてもらいましたが、千葉県ホームページに「県内における民間のブロック塀等の安全対策に係る補助制度一覧」というのが載っています。
千葉県内のほとんどの市でブロック塀の除却等に対して補助制度があります。
千葉県内における民間のブロック塀等の安全対策に係る補助制度一覧(PDF)
君津市にはこの制度がありません。。
事故を教訓とし、繰り返さないためにも補助制度の導入を提案したいと思います。