増設計画はあるのかないのか。

「官僚政治」という言葉があるが、地方議会でも同じような事があります。
例えば、君津市怒田にある新井総合施設(株)の産業廃棄物最終処分場。
第三期増設計画について、
A,千葉県の廃棄物指導課に聞けば、そんな計画はないという。
B,千葉県の森林課に聞けば、そういった計画がある事を認識しているという。
この増設計画は森林法に基づく林地開発の事前協議書を提出中であり、地元住民への説明会を開催している。
にもかかわらず、廃棄物指導課としては廃掃法での手続きに入っていないから「計画は無い」という事になるのです。
図面もあり、埋め立て期間・量・範囲も記載された資料をもとに、住民説明も行っているのに「計画が無い」とは…
「縦割りで横のつながりは出来ません」と言っているようなもの。。
地方議会において執行部が意見を求められた時に、
Aの廃棄物指導課の意見だけ言うか、それともBの森林課の意見を言うかでどちらにでも議員を誘導できるのだ。
片方の意見だけを言う事は執行部としての中立性に問題があるのではないでしょうか?
「産業廃棄物最終処分場の増設反対に関する意見書の提出を求める陳情」
というものが、君津・木更津・袖ヶ浦・市原・富津の5市に提出されています。
君津市の文教民生常任委員会では、岡部委員のするどい突っ込みと三浦章委員長の見事な采配が見れました。
その結果、委員会では採択されました。
木更津市議会、袖ヶ浦市議会、市原市議会ではどうなるのでしょう…。
議員というのは自ら学ばなければ、執行部に誘導されていくのだと勉強になりました。
陳情の詳細はこちらから見れます。
ちば水源愛護会のブログ