選挙が終わったら牙をむき出した経団連。
先日の日経新聞の記事
こちら。
以下、抜粋。
経団連は20日、2013年の春季労使交渉に向けた経営側の指針の最終案をまとめた。円高やデフレによる厳しい経営環境を受け、年齢や資格に応じて毎年賃金があがる定期昇給(定昇)制度について「制度の見直しを聖域にすべきではない」と明記した。指針を盛り込んだ「経営労働政策委員会報告」は来年1月中に正式に発表する。
<中略>
賃金体系全体を上げるベースアップ(ベア)は「協議する余地はない」とした。給与総額の1%を目安に引き上げを求める連合を「実態を無視している」とけん制した。
以上抜粋終わり。
11月22日の記事「連合と経団連の関係」
12月7日の記事「TPPと解雇権」
でも書きましたが、経団連(超富裕層)はアメリカ同様の経済の仕組みを求めています。
年功的な昇給もしたくないのでしょう。
年功序列の昇給や終身雇用というのは日本独特です。
能力のある人にとっては、少し我慢をしてもらうような制度かも知れません。
周りのために我慢できる日本人だからこそ、定着したのだと思います。
こういった日本独特の仕組みが世界に類を見ない高度経済成長を支えたともいえます。
アメリカは、総世帯の5%未満の超富裕層が全米の60%の富を持っている超格差社会です。
当然、経団連のような人たちにとってはこちらの方が望ましいのでしょう。
そのためのTPP推進です。
色々な考え方があって良いと思います。
富裕層のための政治をし、金持ちをより金持ちにすることで国力をのばす。
私は、中間層・弱者のための政治をし、富裕層には我慢をしてもらい下支えをすることで、国力をのばす方が日本人にはあっていると思います。