公立学校施設の耐震化。

先日新聞記事にもなりましたが、千葉県の小中学校の耐震化率は全国で31位。
その千葉県内で君津市の小中学校の耐震化率はワースト3位、84.9%でした。

耐震化率が全国平均未満で、かつ、耐震性のない建物を10棟以上保有する市には、大臣から耐震化を加速するよう書簡が出されました。
早く言えば、耐震化が遅れてる自治体に対し大臣から書面で怒られたという事です。
この書簡が出された自治体は全国でわずか99自治体。
県内では木更津市と君津市のみです。

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流山、印西、習志野など、君津市より施設数が多くても公立学校の耐震化率100%の市町村もあります。
財政だって決して県内ワースト3位になるほどの状態ではなかったはずです。
ということは市政の方針として、公立学校の耐震化にお金をかける必要はない、という考えなのかもしれません。

なぜ県内ワースト3位になってしまったのか?
計画的な学校再編計画、耐震化計画が出来なかったのか?
もちろん議会にも反省すべき点はあります。

今後の君津市教育行政には「失われた時間」のツケが大いにのしかかってくると思います。
三期目の鈴木市長と新しい教育長の手腕に期待いたします。

市内学校施設の耐震診断結果 君津市ホームページ