前回のブログで部活動のガイドラインを紹介しました。
ガイドラインの内容には賛否両論あるでしょうが、ガイドラインが出来たことはとりあえず一歩前進です。
現状では小学生のスポーツにはこのようなガイドラインはありません。
事故が起きた場合、その責任はどこにあるのか?
保護者?
指導者?
校庭や体育館を貸している学校?
小学生スポーツは指導者がボランティアで教えてくれている場合が多いです。
その指導者が責任追及されるというのもかわいそうな話です。
やっぱり、自治体が一定のルール(ガイドライン)を作り、それを守ることを条件に校庭や体育館を貸す。
1年更新にして、更新時に指導者・保護者に講習を受けてもらう。
というスタイルが良いと思います。
ガイドラインを守っていれば指導者の責任は問われない。
という状況を作らないと指導者のなり手がいなくなってしまいます。
なによりも、ガイドラインを策定し守ることにより、根性論・経験論からくる過度な運動強度を強制するような指導がなくなります。
これは子供たちをケガから守ることにつながります。
大学生の時、スポーツ理論の講義で「スキャモンの発育発達曲線」を教わりました。
わかりやすいサイトがあったので紹介しておきます。
子供の成長合わせたトレーニングとは。MFT.jpのサイト
ちなみに環境省の熱中症予防情報サイトには「気温35度以上は原則運動中止」と書かれています。
環境省 熱中症予防情報サイトはこちらから
という事は甲子園の予選なども含めこの時期の多くの大会が中止になるはずです。
でも実際にはそうなっていません。
これは、国としては注意するように言ってますよー、ガイドラインを示してますよー。
という何か起こった時の責任逃れとして作ってあるだけだからです。
やっぱり小さい子は保護者が気をまわしてあげるしかないです。
学校がダメだと言ってもこっそり水筒にスポーツドリンクを入れるぐらいの図太さを持った方がいいのかもしれませんね。(そもそもなぜお茶か水だけなのかわからない)