最後の更新。かも。

いよいよ市議会議員選挙が始まりました。
選挙は何が起こるかわかりません。
ひょっとしたら議員として最後の更新になるかもしれません。
四年間を振り返り、最も悔しかった昨年12月の反対討論を掲載します。
(公式議事録のまま)

2番、須永和良でございます。通告に従いまして、反対討論をさせていただきます。
 私は、今議会に上程された議案のうち、議案第9号 議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、及び議案第10号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対し、反対の立場から討論をさせていただきます。

 先日行われた市長の所信表明演説の中で市長は、本市の財政状況について、依然厳しい財政運営が続くことが見込まれていますとみずから述べられています。
そのような厳しい財政運営の中で、議員の期末手当を1人当たり7万4,250円ふやしてくれると言われましても、お気持ちはありがたいですが、ご遠慮申し上げますというのが市民の代表たる議員の姿であると思います。
厳しい財政運営でありながら増額するというのでしたら、その分は市民のためにお使いになっていただきたいと思います。

 また、先日の議案に対する質疑の中で執行部から、議会改革検討委員会で検討していることを知らなかったという答弁がありました。そんな調査不足の中で出されたこの議案は否決して、議会改革推進委員会で定数や報酬を合わせて検討した中で、答申を待って判断すべきだと思います。

 さらに、一般職の期末手当と議員の期末手当は全くの別物です。人事院の勧告は一般職に対してのみで、一体的にと執行部は言いますが、なぜ一体的に増額しなければいけないのか。
君津市の例規集のどこを見ても、そんな規則はありません。
これでは、市民から見たら、便乗値上げのように見えてしまいます。
市民の意見を反映するのが議員だと思います。正当な理由のない議員の期末手当の増額を市民が賛成するでしょうか。流山市や九十九里町は否決をしております。
 
特別職についても同様です。
経営的視点に立つと市長みずからおっしゃいました。厳しい財政運営の中で、社長のボーナスが上がるような矛盾したことはしないでいただきたいと思います。
 
議員や特別職の期末手当の増額は、インフラの長寿命化や公共施設の改修、統合などが終わり、財政調整基金もふえて財政運営に余裕が出てきたときに考えるべき案件ではないでしょうか。
 
以上のことから、議案第9号及び議案第10号については反対いたします。
そのほかの議案については賛成をいたします。
 以上です。