「感染者数を増やさない」から「重症者数を増やさない」局面へ

君津市でもコロナ感染者数が増えてきました。
今朝(8月5日)の段階で10名です。
都心から地方へ、若者から高齢者へという流れで感染が拡大していっているようです。
そうすると最も感染から遠いのは田舎の高齢者という事になります。
しかし医療提供体制などから考えると、重症化しやすいのはこの逆。
都心より地方、若者より高齢者の方が重症化しやすいとも考えられます。

沖縄でも感染が拡大し、医療体制の整っていない離島でも感染者が出ています。
そんな離島がひっ迫した状況でもGotoキャンペーンの対象でツアーがあったりします。
帰省も自粛を促すような状況の中でGotoキャンペーンで観光は推奨。
小中学校の修学旅行も中止になっているのにGotoキャンペーン。

Gotoキャンペーンは即刻中止したほうがいいと思います。
利益誘導や業界圧力によって行政がゆがめられるといかに悪影響が出るかという見本がGotoキャンペーンだと思います。
Gotoをやってしまっているせいで、
・離島や田舎など医療体制の弱いところで感染者が増える
・はっきりと帰省自粛と言えない
・国の方針としては修学旅行中止と言えない→自治体に判断丸投げ 
・緊急事態宣言、移動制限など厳しい決断はできなくなってしまった
矛盾、問題点だらけです。
二階幹事長に物言えるような自民党若手議員はいないのでしょうか。

すでに「感染者数を増やさない」という最初の壁は突破されてしまった状況です。
おそらく今後は「重症患者をふやさない」という次の壁に注力していくことになると思います。
そういう局面に入っていくのを避けられない状況です。
問題はどれだけ早く強固な壁をつくるかという事です。

高齢者は重症化リスクが高いです。
すぐにでも高齢者に対し、不要不急の外出を自粛する要請を出すべきでしょう。
しかし政治家は、高齢者=投票する人と見ています。
選挙を控え高齢者の反感を買いたくないという思いもあり厳しいことは言えないでしょう。

子どもたちも多くの事を我慢しています。
重症化リスクの高い高齢者・持病がある人は不要不急の外出を控えていただけたらありがたいです。

※君津市の最新情報はこちら
【8月5日】新型コロナウイルス感染症患者の発生状況について