修学旅行の保護者負担金の公会計化

先日の一般質問で修学旅行の保護者負担金について取り上げました。
内容は11月14日のブログで書いたものとほぼ同じです。
11月14日のブログ「修学旅行の無償化はしなければいけないこと。」はこちら

学校別の最高額では168名×67000円で1100万円を超える契約があることがわかりました。
(議場の答弁では1000万弱と言っていますが、その場で暗算して突っ込めなかったのが残念です)
1100万円を超える契約をしているにもかかわらず、競争入札ではないこと、業者選定や契約行為は公務であるにもかかわらず契約書を教育委員会が見ていないこと、などを指摘しました。

教育委員会の答弁は「教員の働き方改革」という視点から公会計化を検討するというものでした。
文部化科学省は令和元年7月に「学校給食費等の徴収に関する公会計化等の推進について」という通知を出しています。
この中で、学校給食費以外の教材費や修学旅行費等の学校徴収金についても、未納者への督促等を含め、徴収・管理を地方公共団体の業務とすることや、学校を経由せずに支払いや徴収等を行う方法など学校の負担軽減を図る取組の推進をするよう促しています。

これを元に「公会計化を検討する」と答弁したわけです。
公会計化は現状より一歩前進ではありますが、それは職員目線であって児童生徒・保護者を第一に考えた答えとは言えません。
児童生徒・保護者を第一に考えるなら、
1、安かろう悪かろうにならない質の確保
2、保護者負担の軽減
が優先されるべきです。

総合評価方式による競争入札に変え、教育委員会が主体となって業者選定、契約を行うべきです。
市内全体の修学旅行費5400万円全額無償化が難しいなら半額でもいいから補助制度を作るべきです。
質問動画はこちら。修学旅行に関する二次質問は21分ごろから始まります。