消えた公文書の謎。その2

12月5日に議会一般質問が終わりました。
5日夜にはワールドカップ日本戦、いい試合でしたね。感動しました。。
一生に一度でいいから現地で応援してみたいと思いました。

さて、前回ブログ「消えた公文書の謎。その1」の続きです
一般質問で「公文書の取り消しとはどのような場合にどのような規則で行われるのか?」との質問をしました。
その答えは、
「規則等には規定しておらず、事案ごとに決済者が判断している」
という事でした。

今回取り上げた公文書は、「君津市営聖地公園第二期工事」に関する検査調書で合わせて2億2000万円以上の支払いを起こすための文書です。
しかも、取り消しは年度をまたいで行われており、これが横行すれば年度をさかのぼり昔の公文書を取り消し、廃棄文書目録にも残さず処理できてしまうことになります。
「取り消しは不適切だったのではないか?」と問いましたが、終わってない工事に対し工事完了の検査調書を発行したことは不適切であると認めたものの、取り消しした行為については明言しませんでした。

この件は2つの不適切な点からなっています。
1 終わってない工事に対し完了した検査調書を発行したこと→職員個人の行為として処理された。
2 その証拠書類ともいうべき検査調書を取り消しという処理をし、開示請求があっても出ないようにした。
この2については組織的な行為です。

この二つの行為は職員も市もかなりリスクのある行為です。
最大の謎はなぜここまでするのか?です。
職員が自ら進んで終わってない工事に完了通知書を出すとはとても思えません。
完了通知書を元に支払いが年度内に行われても職員には直接的なメリットはないはずです。
この職員は懲戒審査委員会にかけられ処分が決定していますが、その過程で施工業者への聞き取りすら行われていません。
それが正しいのでしょうか?

私が今回の質問で最も訴えたいことは再発防止です。
再発防止のためには原因究明が絶対に必要です。
利害関係者からの要求はなかったのか?
政治家からの不当な圧力はなかったのか?
再調査を求める質問に対しては「検討します」との答弁でした。

本会議の録画配信で動画で見ることができます。
動画の中では施工業者名も答弁しています。
君津市議会ホームページ、録画配信はこちらから