千葉県の報道発表です。
県内処理加工施設で加工される野生鳥獣肉に係る出荷制限の一部解除について
新たにモニタリング検査の結果が出たわけではありませんが、一定の条件のもと出荷制限を解除するというものです。
その条件となる、新たな管理の方法というのが以下の通り。
・生きたまま捕獲されているイノシシの止め刺し、血抜き、捕獲場所での引き渡しに、処理加工施設が設置されている市町の職員が立ち会うこと。
・全頭検査を行い、放射性セシウムが基準値(一般食品100ベクレル/kg)以下のもののみ出荷すること。
・出荷するイノシシ肉に、個体番号及び放射性物質が基準値以下である旨を表示すること。
イノシシが捕れるたびに山間部まで立ち会いに行く職員はかなり大変になるでしょう。
しかし、全頭検査を行うので、モニタリング検査よりは安全かもしれません。
せっかくですから、
どんなイノシシにどれくらいの放射性物質が蓄積されているのか、オス・メス、大人・子供、体のどの部分に蓄積され、イノシシの健康?に影響を及ぼしているのか?
何百頭ものデータが得られる貴重な機会かもしれません。
そしてそれらのデータから人間への影響も推測できるかもしれません。
大学などと連携しながら進めていただきたいと願います。