秘密保護法案、法案の中身より怖いのは・・・。

世の中には色々な意見の人がいます。
完全にみんな同じ考えになる事は不可能だと思います。
でも法律を作る手順と言うものは、決められたルールがあり、それを誠実に守っていく事が大事だと思います。
特定秘密保護法案の公聴会が今日、さいたま市で行われました。
これは昨日(3日)、開催を決めた事です。
市が、市民に対して説明会などを開催するとしても、もっと前からきちんと告知をします。
「国民の理解?公聴会2回やりましたよ。」というあまりにもひどい手順だと思います。
市政がやったら怒る人も、自民党がやった場合には怒らないのが不思議です。
法案の中身は今までの防衛・外交に加え、テロ・スパイ活動に関する事が秘密になります。
防衛・外交は大臣(政治家)が秘密の指定をしますが、テロ・スパイ活動は警察庁長官と公安調査庁長官が秘密の指定をすることになります。
警察庁と公安調査庁の権限が増大することになり、これはいずれ政治家の首を絞める事にもなると思います。
これだけ反対の多いこの法案が通れば、警察・公安に大きな「貸し」を作れます。
注目すべきは「参議院の法務委員長」という重要ポストを公明党が40年独占している事です。
法務委員長の許可が無ければ法案の上程すらできません。
警察・公安は大きな「力」を手に入れ、公明党とその支持団体は「貸し」が作れる。
個人的には法案の中身も怖いですが、この法案が通る事で力を増す組織が怖いです。
自民党と総理にも成立を急ぐ理由となる何らかの「得」があるのでしょうが…わかりません。
11月24日に行われた千葉県市川市の市長選挙は投票率21.71%、8割の人が選挙に行かない時代を迎え、組織票の力は強まる傾向にあります。
日本はどうなってしまうのでしょう。
それも含め有権者の選択の結果だとあきらめるしかないのでしょうか。。
朝日新聞、公聴会の記事
毎日新聞、社説:秘密保護法案を問う