今年も田植えが始まりました。
まずは早稲の「ふさこがね」を植えています。
昨年は清和の田んぼでイノシシに入られて結構な被害を受けました。
今年から電柵を設置、箱罠もしかけて対応しています。
君津市で面白い取り組みがスタートします。君津市狩猟ビジネス学校を開校します。
狩猟の知識・技術・狩猟ビジネスを学ぶ場として、実習及び講義を内容とした授業を全12回開校するものです。
君津市と狩猟ビジネスを展開している民間企業が連携して取り組みます。
面白そうです。
ただ本当はビジネスとして確立する状況になる前に駆除しなければならいなのが皮肉なところです。
こうなってくると、何らかの方法で「有害鳥獣を全滅させよう」となると「ビジネスとして成り立たなくなる」という声が出てくるからです。
房総半島のイノシシは一度「豚のコレラ菌(家畜にしかうつらない)」で全滅したと聞いたことがあります。
千葉県のイノシシ対策や農産物の被害額を合わせると毎年10億円を軽く超えます。
豚が1頭5万円だとして、養豚業者に倍の1頭10万円を保証したとしても、豚のコレラ菌を使ってしまった方が費用対効果は高いのです。(もちろん道義的問題等はあります)
今の段階では有害鳥獣を使ったビジネスは大いに良いと思いますが、目指しているのは被害の根絶であることを忘れるわけにはいきません。
余談ですが、イノシシは鍋(とん汁のような)が一番おいしいと思います。
食わず嫌いな人も機会があればぜひ食べてみてください。