日本製鉄 過去最大4315億円の赤字決算

日本製鉄の2019年度決算が発表されました。
以下はNHKニュースWEBより抜粋です。

鉄鋼最大手の日本製鉄のことし3月期の決算は、アメリカと中国の貿易摩擦を背景に鉄鋼の市況が悪化したことなどで最終的な損益が4315億円の赤字に転落し、過去最大の赤字決算になりました。
日本製鉄のことし3月期の決算は、売り上げが前の年より4.2%減って5兆9215億円、最終的な損益は4315億円の赤字で過去最大の赤字となりました。

これは、アメリカと中国の貿易摩擦を背景に世界の鉄鋼需要が減少したことなどから収益が悪化したことに加え、老朽化が進む国内の製鉄所の資産価値を見直して4000億の特別損失を計上したためです。

日本製鉄の橋本英二社長は「この数年間の努力不足が積み重なって巨額の赤字を出したことは反省せざるをえない」と述べました。
また、今年度の決算の見通しについては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が現時点で見通せないため非公表としました。

橋本社長は新型コロナウイルスの影響について、ことし1年間の国内の粗鋼生産量は8000万トンに届かず、リーマンショックの直後で生産が9644万トンまで落ち込んだ2009年を下回るという厳しい見方を示しました。

そのうえで、今後の需要動向によってはことし2月に発表した広島県の製鉄所の全面閉鎖などの合理化にとどまらず、さらに踏み込んだ生産体制の見直しが必要になるという考えを示しました。

抜粋終わり。
NHKニュースWEBはこちら

台風、コロナ、来年度財政の悪化という流れで、市役所の建て替えが厳しくなるのが残念です。
市民の感情としては市役所の建て替えに反対の声が大きくなるでしょう。
「こんな時に市役所を新築するなんて!」と。
選挙で選ばれる政治家は大きな声に左右されがちです。
しかし経済が落ち込むからこそ本当はやるべきなんです。

市役所の建て替えは市債でまかなう公共事業です。少なくても70億以上。
これをできる限り分割発注して、市内業者・市内での材料調達・市内での雇用で行う事で市内経済をまわすことが出来ます。
学校統合や保育園の民営化などもそうですが、「市政としてやらなければいけない事」と「その時の市民感情」とは反する場合があります。
悩ましい問題ですが覚悟をもって臨みたいと思います。
(市役所の老朽化についてはカテゴリ「庁舎等の再整備」を参照ください)

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