令和4年度から入札制度の大幅見直しを断行!より公正な制度へ!

地方議会には「会派」というものがあり、様々な理由で会派が組まれています。
同じ政党、同じ政治思想、選挙での確執や便宜上など理由は様々です。
政務活動費は会派ごとに支給されるので、政務活動費を使った視察も一緒に行くことになります。
昔の会派の活動は「視察ありき」という状態でした。

私はいま6名の会派に所属していますが、定期的な勉強会を開催しています。
会派の活動に座学による定期的な勉強会を加えたことで、より深い知識向上を図ることができるようになりました。
先日は建設部が所管する諸問題と、令和4年度から変更となる入札制度等の見直しについて調査を行いました。

入札制度の見直しについては、大きく3点。
1、一般競争入札の範囲が拡大されます。
今まで指名競争入札だったものも制限付き一般競争入札へと変更されていきます。
これはより公平性・競争性を高めようとするもので、業界団体からの反対もあるなかで良く決断したと思います。
市内に本店等があることで君津市に納税していたり、君津市民を雇用している会社にアドバンテージを持たせるような条件付けがこれから検討されていくでしょう。
君津市ホームページ 制限付き一般競争入札の実施範囲を拡大します

2、総合評価方式の本格実施がはじまります。
昨年まで施行してきた総合評価方式が本格実施となります。
詳しくは2021年5月25日のブログ「一般質問の通告をしました。大綱1 入札制度について」をご覧ください。
過去のブログ「大綱1 入札制度について」はこちら
この時の質問動画はこちら
令和3年6月議会のすなが一般質問はこちら
企業の地域への貢献度を点数としてしっかり評価に加えられるようになりました。

3、工事管理業務の発注方式が随意契約から入札になります。
今までは工事管理業務は設計業者との随意契約でした。
しかし、「国の基本方針に分離方式が示されていることから、今後前向きに研究したい、そして4年度からの導入を目指し検討していく」という答弁を令和3年6月議会でしていました。
それに基づいて令和4年度から随意契約を見直し、入札に改善されます。

このような関係する企業・団体が多い改革は実行するのをためらう人も多く、今まで慣例として残ってきました。
今回、私は議場で取り上げただけ、改善策を断行したのは職員です。
正しいことをしっかりやろうという心意気を高く評価したいと思います。

議員は常に勉強をし続けなければいけない職業だと思っています。
有志による勉強会をもっと広げていきたいと思います。

※コロナ禍で自粛していた議会報告会を再開します!
5月13日金曜日19時~ 君津市生涯学習交流センター(君津中央公民館)301室 ネット中継もあります。
参加いただければ嬉しいです!