消防操法大会にようやく変化の兆し。

5月10日の千葉日報に、県の消防操法大会の審査項目から「セレモニー的な動作」が無くなるとの記事が載っていました。

全国大会の審査項目見直しを受けたもので、ようやく変化の兆しが見えたと言えます。
車に乗車する動きをシンクロさせるとか、ドアの開閉のタイミングを全員揃えるとか、実際の火事場では絶対やらない謎の動きが審査項目からはずれることになります。

それをもって「実践的」と言えるかどうかは微妙です。
そもそも火災現場では耐火服を着るので、もっと根本からより火災現場で役に立つ練習方法を考えた方がいいと思います。

令和4年度の君津市操法大会は中止となりましたが、県の操法大会は7月に市原市で行われます。
君津市の操法大会は2年に1度なので、令和2年・令和4年と中止になり最後に大会が行われたのは平成30年です。
その平成30年9月に私は議会一般質問において操法大会の質問をしています。
平成30年9月定例会、9月6日議事録より。

「細目3、操法大会について。
 君津市の消防操法大会は、本来の目的とは大きく逸脱し、時代おくれの産物となっていると感じます。
そこで、消防団員のためになる操法大会と改善されるよう、次の3点について伺います。
1、操法大会の最大の目的、2、採点結果の詳細がわかる審査表が非公表である理由、3、操法演技の採点に対する異議を一切受け付けない理由について伺います。」

という質問から入り、何度かやり取りをして最終的には消防長答弁として、

「採点結果の詳細な内訳を知ることができれば、どこがよくなかったのか、また次にどこを注意すればよいかなどがわかりまして、消防の操法技術の向上につながるものと考えております。
今後は、分団ごとの採点結果の詳細につきまして、個人情報に配慮しながら情報提供する方向でその手法などを検討してまいります。また、提供した情報に対しましての質疑についても前向きに検討してまいります。」

という答弁を引き出しました。
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採点結果が公表されれば、「なぜそんな実践的でないところが重要なのか?」というツッコミができます。
それをきっかけに操法大会の見直しに取り組もうと考えていました。 
私は練習は大事だと思っています。
しかし明らかに意味のない練習はモチベーションが下がります。
現場で役立つ練習、意味のある練習方法を提案していきたいと思います。

※コロナ禍で自粛していた議会報告会を再開します!
5月13日金曜日19時~ 君津市生涯学習交流センター(君津中央公民館)301室 ネット中継もあります。
参加いただければ嬉しいです!