きっかけは給食費の値上げでした。
「そもそも納入業者の選定はどのように行われているのだろう?」という単純な疑問からはじまり、掘り下げていきました。
この事を調べて感じたことは、アリがゾウに噛みつくようなものだし、大きな敵を作る事になる。という事でした。
昨年の6月議会で質問をしてから今までブログにも掲載してこなかったのは、正直ビビッてたからかもしれません。
しかし、この問題を提起できるのは、しがらみのない自分しかいないと思い、そのために私が議員という役割を担っていると思い問題提起させていただきます。
以下 25年6月議会定例会議事録より抜粋
3番(須永和良君)
平成24年から給食費が上がったわけですが、その中の給食の質の向上という話がありましたが、生鮮食品以外の158の品目ですね、調味料ですとかそういったもの、全部調べました。
158品目中、単価がそのまま上がったのが、私の調べでは39品目あります。つまり、15グラムのジャムが例えば17グラムになったよとか、あるいは海外産のものが国産になったよといったら、これは質が上がっていると言えると思います。
しかし、全く同じ商品がそのまま単価が上がるというのは、これは給食の質の向上ではなくて、そのままこの納入業者のほうに行ったということになると思うんですが、その辺いかがでしょうか。
教育部長 お答えいたします。
給食の食材につきましては、まず、安全で安心できるものを選択することがまず第一の条件でございます。もちろん価格につきましても、業者の見積りの比較を行いまして、できる限り低い価格で購入することに努めているところでございます。地産地消の推進や食味のよいものを選定することも重要でありまして、全ての食材を価格のみで選んでいるわけではございません。
議員ご指摘のように、品目によっては単価の上がったものもございますが、一方で下がったものもあるというふうに認識しております。
単価の値上げ分につきましては対応せざるを得ませんが、給食費の改定分が全てそれに充当されているわけではなく、給食の質の向上にも十分に効果が出ているものと考えております。
以上でございます。
3番(須永和良君) 今お話がありましたが、見積りを確かに4社からとっております。しかし、158品目中のうち、4社に見積りをお願いしていますが、1社からしか答えが帰ってきていないものが76品目ありました。
つまり、約半分は事実上の1社見積りでの随契ということになりますよね。
これはそれこそ行政側に、何で1社しか返してこないんだということを行政側に聞いても、これは難しいとは思うんですよ、お答えは。
ただ、チェックをきちんとして、1社しか返ってこないんであればほかのところを探すべきだと思うんですね。例えばしょうゆですとかみそとか、そういったものは1社しか扱ってないわけがないと思うんですね。この4社での見積り、この4社、特定の4社での見積りというこの仕組みは、何年前からあるんでしょうか、教えてください。
教育部長 お答えいたします。
文書の保存期間が5年というふうに短いものですから、古い記録は残っておりませんけれども、本市の県からの栄養士にお尋ねしますと、もう既に10年以上になろうかというふうに聞いております。ほかのところもそうでございますけれども、10年以上前からその4社というふうに認識しております。 以上でございます。
3番(須永和良君) 10年以上、記憶にある限りで10年以上ということなんで、さかのぼればいつからかというのがわかると思うんですが、ずっと同じその4社でやっているという結果、この1社しか見積りを返してこないのが半分あるという状況にあると思うんです。
これ、例えば建設工事なんかで仮に談合とかあったとしても、不当に高い金額で落としたとしても、でき上がるものはきちんとしたものができ上がる、手抜きでもしない限りでき上がるんですよ。
だけど、この給食食材というもので、仮にこれ、不当に値を上げていたとか、話し合いをしていたということになれば、このつけというのはだれに行きますかね。これ、子供たちに行くわけですよね。これが私としては非常に許されないことだなというふうに思うわけです。 ぜひ調査をよくしていただいて、来年度から変える、もしくは、それが変えられないんであれば、ほかの機関にこの調査をお願いする、そういったことをしていくべきだと思います。この給食の問題はまた今後もちょっと深く掘り下げていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上抜粋終わり。
・子どもたちの給食に関する問題だという事。
・10年以上特定の4社に見積もり依頼をしている事。
・4社に見積もり依頼を出しても1社しか見積もりが返ってこない品目が約半数ある事。
これらの事を重く考え、次の9月議会でも質問をしました。
つづく。