かずさ水道広域連合企業団規約。

【9月13日下部に追記】
一般質問に傍聴に来ていただいた方、動画で視聴していただいた方、ありがとうございました。
今回の議会は市長選のため非常にスケジュールが詰まっています。
今日から常任委員会が始まり、そのあとすぐに決算審査特別委員会が始まります。

今日の常任委員会で、議案7号「かずさ水道広域連合企業団規約の制定に関する協議について」を審議しました。
これは4市の水道事業を統合して作る団体の規約を決めるものです。
その中に企業団の議員の数を決めるものがあります。
議案では、
千葉県  1人
木更津市 4人
君津市  3人
富津市  2人
袖ヶ浦市 3人
となっていました。

これは木更津市が人口による傾斜配分を主張し、他市は均等割りを主張したものの、最後まで木更津市が折れずにこうなったと説明がありました。

人口による傾斜配分は一見正しいようにも思えますが、非常に乱暴な考えです。
5団体で構成する場合、均等割りであれば過半数の3団体が賛成したことが通ります。
しかし議案にあるような人数の配分であれば、5団体の内2団体だけが主張した事でも通ってしまいます。

こんな強引なやり方は今までありませんでした。
今の中央病院企業団議会などは各市2名の4市均等割りです。

5団体で構成するならば5人の人格と考えるのが普通です。
木更津市に13万人の人口がいるからと言ってそれだけ議決権を多くしろというのは浅はかです。
2000票で当選した議員が「1000票で当選した議員の2倍の議決権をよこせ!」と言っているのと同じです。
中国の人口が13億人いるからと言って日本の10倍の議決権を主張します?

木更津市の横暴により今まで積み重ねてきた4市の紳士的な関係が崩れようとしています。
火葬場、ごみ処理場など今後の広域連携が不安です。

【追記】
木更津市は長野県上田市の広域連合を参考にしたという情報が入りました。
上田地域広域連合は、消防、福祉、ごみ処理、観光など複合的な広域連合でありどちらかと言えば合併に近いものです。
今回のかずさ4市による水道事業のみの広域化とはまったく別物です。
これを参考にするのは間違っていると思います。
また、構成団体の人口も
上田市 156,000人
東御市  29700人
板城町  14500人
青木村   4200人
長和町   5900人
であり、かずさ4市の人口比とは全く違います。
これを参考にかずさ水道広域連合企業団の議員定数を人口による傾斜配分をするというなら、木更津市は他の3市を町村のように思っているのでしょう。