いったい何度悲劇が繰り返されるのだろう。
と思わずにはいられません。
連日、千葉県野田市で起きた小学校4年生女子児童の虐待事件が報道されています。
虐待する親が悪いのは言うまでもありません。
しかし現実的には、親になってしまってから親を教育するのは非常に難しいと思います。
こういった事件がおこるたびに、児童相談所と教育委員会・警察等の「連携を強化」というあいまいな対処療法で終わっている気がします。
児童相談所での保護は基本的には短期(1週間~3週間)です。
長くても3か月程度。
それよりも長くなる場合は児童養護施設で保護されます。
しかし、虐待の件数が増えているため児童養護施設が足りなくなっています。
児童養護施設で保護できないため、児童相談所もいっぱいになり、仕方なく家庭に戻す。
虐待の再発の可能性があっても家庭に戻さないと新たな児童を保護できないという大きな問題があります。
解決には、
・虐待件数を減らす。(啓発・親の教育など)
・児童養護施設、児童相談所を増やす。
という事が考えられます。
現状では児童相談所は県の施設(政令市等で持っている市もあります)で監督官庁は厚生労働省です。
働いている人もほとんどが一般職の地方公務員です。(専門職もいます。)
私の個人的な考えですが、児童相談所を警察の部署にしてしまえばいいと思います。
「千葉県警君津児童相談所」になるのです。
職員にも警察官としての身分と権限を持たせます。
それだけで数件でも悲劇を減らせるのではないでしょうか。
児童相談所の相談の約40%は養護相談(虐待・養育困難等)です。
私たち大人が暴力を受けた時に被害を訴えに行くのは警察です。
であれば、子どもが暴力を受けた場合に対処する組織が警察であっても不自然ではないと思います。
児童相談所で保護している間に、暴行罪・傷害罪・強要罪等で逮捕していれば救えた命が今までにもあったはずです。
ぜひ検討して欲しいです。
君津市には児童相談所も児童養護施設もあります。
できることは何でもやって同じことが繰り返されないようにしたいものです。