そもそも首相に任命拒否権はあるのかどうかという問題だったはずがぐちゃぐちゃになってきました。
学術会議の在り方の問題になってきて・・・。
最近のニュースでは、
政府による日本学術会議の新会員候補の任命見送りについて、山梨県の長崎幸太郎知事は28日の記者会見で「国民が選んだ国会議員が指名した首相が公務員を選ぶのは民主的コントロール」と述べ、菅義偉首相の判断を改めて支持した。
とありました。
仮に、首相に任命拒否権があったとしても、そもそも菅首相は削減前のリストを「見ていない」と発言されています。
という事は菅首相以外が削減し、削減後のリストを菅首相に渡したことになります。
首相以外の人が勝手に削除することは明らかに違法性があります。
つまり首相が元のリストを「見ていない」発言をした時点ですでに論理矛盾を起こしているのです。
以下は時事ニュースより抜粋
首相によると、会員任命を最終的に決裁したのは9月28日。
「会員候補リストを拝見したのはその直前だったと記憶している。その時点では最終的に会員となった方(99人)がそのままリストになっていた」と述べ、6人の排除に関与し得る立場になかったと強調した。
6人が政府の会員候補リストから漏れた経緯や理由、誰が判断したのかが引き続き焦点となる。
このリストは学術会議から受け付けて公印を押した時点で公文書になるはずですから、公文書を勝手に改ざんしたのは誰かという事を法廷に持ち込めばいい案件だと思います。
また、学術会議の在り方や予算は議員発議等で改正していけばいい問題です。
野党の皆さんも、「日本を良くする」ために政権交代を目指すというのならわかりますが、政権交代だけを目的化してしまうと国民の支持を得られないと思います。
臨時国会のやり取りを見ていて少し残念におもいました。
学術会議の問題については館山市議の石井としひろさんのブログにわかりやすく書いてありますので紹介しておきます。
館山市議 石井としひろさんのブログ。