台風26号を思い出す。

大雪の被害は君津市内、特に山間部に向かうほどひどく、ビニールハウスだけでなく、ガラスハウスなども数多く倒壊してしまいました。
ガラスハウスには電熱線を入れたり、中で電気式のヒーターをたくようにしているところもあったようですが、停電により機能しなかったようです。
高齢化している農業者がどこまで新たな設備投資をできるか、TPPも日本が譲歩するというニュースが流れてきているなかで、農業の未来への明るいニュースを聞きたいです。
大雪でつぶれたハウスを見ていると、台風26号で冠水したハウスが思い浮かびます。
12月の議会定例会で台風26号の被害について質問しました。
その中から一部を紹介します。
↓抜粋
須永 
小糸川と小櫃川の上流のダムの洪水調節機能についてですが、27号の接近前には、その調節機能を生かして放水したと聞きましたが、26号、最初の台風の接近前には放水して水位を下げたのかどうかお聞かせください。
部長答弁
26号の状況を見まして、私どもは27号の接近に合わせて放流を県に要請したということでございまして、26号時点では、放流をしたということは確認しておりません。
須永
もともと治水用のダムではないとはいえ、事前に台風が来る、台風が来るというのはわかっていたわけですから、これは本当はちゃんと放水して、水位を調節してもらわなければいけなかった。これは千葉県のせいです。ですから、ぜひ千葉県に、そんなことじゃ困るということを強く言ってもらいたいというふうに思います。
抜粋終わり。
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台風26号では小糸川が氾濫して多くの被害が出ました。
しかし、これには人災とも言うべきダム管理者である県の落ち度がありました。
事前に放流をしてなかったんですから…。
県の担当者の意識が低いともいえるし、県議会議員にも責任はあると思います。
「念のため放流して水位を下げておこうよ」
そういうダム管理者であってもらいたいし、危機管理に携わる人はすべて「念のため」で行動していただきたいです。