君津市内の産業廃棄物最終処分場が大規模な増設に向け、着々と手順を進めています。
12月16日に開催された君津市環境審議会において、県に提出する二つの意見書の内容について検討が重ねられました。
一つは処分場の増設計画について。
もう一つは増設事業にかかわる環境アセスの準備書に対しての意見。
内容は似ている部分が多いので合わせて解説します。
環境審議会の議事録はこちらから。
今回の意見書は、かなり踏み込んだ非常に充実した意見書となりました。
何点か紹介します。
また放射性物質を含む廃棄物(1㎏あたり8000ベクレル以下)を受け入れている事から、総量の影響についても検討する事が盛り込まれました。
つまり1㎏あたり8001ベクレルは危険だから埋め立てできないルールだが、7999ベクレルを10万トン埋めても大丈夫なのか?
という事です。しかも水源地。。
増設計画の埋め立て地だけでも約210万トンの廃棄物を埋め立てる計画です。(T_T)
さらに、第一期処分場の事故の原因が究明されていない事があげられました。
事業者は緊急時にはライナープレート掘削工法を用いる。と自ら示していました。
なのでこのような工法を用いて原因究明を行い、原因が究明されてから対策を講じる事が重要であると意見書に書かれています。
つづく。
※この君津市からの意見書をもとに千葉県で会議がされます。
2月5日午後1時半~ 千葉県環境影響評価委員会(通称、アセス委員会)
傍聴可能ですので、ぜひ傍聴に行ってください!
千葉県アセス委員会の詳細はコチラ