県議選の説明会に参加したとはいえ、市議会議員としての職務も最後まできっちりとやっていきます。
私は熊谷知事と市町村議員の有志が参加する「幹を強くする千の葉の会」という団体に所属しています。
現場を良く知る市町村議員と知事とが直接意見交換することで共に課題解決に取り組む会です。
先日お話しさせていただいたときに、来年度から県が「自然保育の認証制度」をスタートする予定であることを知りました。
ちょうど君津市では旧秋元小学校を使った保育園や、貞元保育園など公立保育園の整備が動き出していますので、調べてみました。
千葉県ホームページで、千葉県自然保育認証制度検討会議の開催結果について公開されているので見ることができます。
千葉県自然保育認証制度検討会議の開催結果について
ざっくりいうと、
自然環境保育を定義づけ、その一定の定義のもと自然環境保育を行っている団体等に活動費の補助や運営費の補助を行うというものです。
県の担当課に電話して確認したところ、公立保育園も対象外ではありませんでした。
しかし、「第3条(認証の申請ができる者) 県内において継続的に自然保育を行っている団体であって・・・」と素案に書いてあるので、新たに自然環境保育に取り組む園は対象外の様です。
(まだ素案なので今後変わる可能性もあります)
個人的には今後インクルーシブ保育についても同様の制度ができるといいなと思います。
東京都では小池知事が0~2歳の第2子からの保育園料を無償化にすると発表、岸田総理も次元の違う少子化対策をすると表明しました。
ようやく少子化対策や子育てに予算が向けられてきそうな流れです。
私が考えてほしいのは家庭で子育てした場合の助成金です。
0歳児を保育園に預けると3人に1人保育士が必要です。
公立保育園の場合、保育士1人を雇うコストは給与や福利厚生その他経費などすべてを含めると年間400万円以上にはなると思います。
単純計算で0歳児1人当たり約130万円の行政コストです
民間でも認可保育園には公費が入っていますので行政コストはかかっています。
収入のために保育園に預けて働いている人もいれば、そうじゃない人もいると思います。
でももし、0歳児を保育園等に預けず、家庭で子育てした場合に月10万円助成する。としたらどうなるでしょうか?
ひょっとしたら待機児童が減り、保育士不足も解消され、行政コストも削減できるかもしれません。
家庭で子育てするために親と同居や近居するという選択も増えるかもしれません。
0歳児を家庭で保育したら月10万円。
君津市の令和4年12月末時点での0歳児の人口は360人です。
全員に月10万(年間120万円)助成すると4億3200万円、半分でも2億1600万円、市単独では厳しい予算です。
いったい何割ぐらいが家庭で保育するようになるのか、行政コストはどうなるのか、どのような問題が解決するのか?
ぜひ国が先進地を指定して実証実験してみてもらいたいです。