先日ニュースになった話題です。
産経新聞より抜粋。
千葉県君津市教育委員会は21日、市立三島小学校で理科の実験中、4年の男児(9)に火の付いたアルコールランプが当たり、顔や肩にやけどを負う事故があったと発表した。男児はドクターヘリで病院に搬送され、命に別条はない。
君津市教委によると、理科の授業は同日午前にあり、小4の児童7人が真ちゅうの球体をアルコールランプで熱する実験をしていた。ランプは作業台の上に置かれた天板にのっていたが、天板は固定されていなかった。
男児が手を掛けると天板が傾き、弾みで転倒した男児の右頬付近に火の付いたランプが落下した。
火は男児の髪や洋服に燃え移り、教諭が男児を抱きしめて消火した。
君津市教委は「子どもの安全を守る責任があったと反省している。再発防止に努めたい」としている。
このニュースを聞いたときに過去の議会質問を思い出しました。
天板を固定していれば・・・、もっと安全確認していれば・・・と後から考える事は出来ますが、そうできなかった事情があるのでしょう。
より安全に、良い授業をするためにも小学校に教科担任制を導入する必要があると思います。
↓平成27年3月議会での教科担任制の質問はこちらから見る事が出来ます。
君津市議会の議事録検索システムはこちらから
その時の執行部の答弁は…
小学校への教科担任制の導入についてお答えいたします。
文部科学省の平成25年度公立小・中学校における教育課程の編成・実施状況調査によると、教科担任制による指導を実施している公立小学校の割合は、平成23年度に比べ少しずつ増加傾向にあります。
特に5年生及び6年生では、教科担任制を実施している学校が音楽で約5割、理科で約4割、家庭科で約3割となっています。
本市では、5年生及び6年生で教科担任制や教師の特性に合わせた交換授業を導入している学校が音楽で約6割、理科で約7割、家庭科で約3割となっています。
しかし、小学校においては、通常、教師と児童の深い信頼関係と児童理解を教育の基本とし、学習指導と生活指導を1人の教師が行う学級担任制となっております。
以上抜粋。
今回の事故を機に、アルコールランプ・薬品等を扱う学年は教科担任制にした方が良いのではないでしょうか。
※学校再編に関する保護者アンケートの結果が市のホームページで公表されています。
アンケート結果のまとめはこちら。
※須永の議会一般質問は12月2日(金)10:00~です。