木更津の庁舎は複合施設!

いつも木更津に先を越されてる感があります。
特に12月に報道された庁舎のニュースは、まさに君津でやりたかったことです。
私は10年前から議会で庁舎の複合化による建て替えを提案してきました。

以下は東京新聞12月18日より抜粋。
木更津市の新庁舎整備計画にかかわるJR木更津駅西口などでの事業概要が判明した。
市が民間の事業候補者を決定したためで、西口については市営駐車場や民間施設を解体し、庁舎と住宅、駐車場の計3棟からなる複合施設として生まれ変わる。
来年12月に事業化を決定し、2025年4月から新庁舎での業務が始まる見通し。
市は事業者への賃借料を坪当たり月額4000〜7000円、賃借期間を15年と想定している。
(抜粋終わり)

君津市役所についての過去のブログはカテゴリ52「市庁舎再整備」をご覧ください。
君津市役所は老朽化が極めて激しいです。
一般官庁施設としての耐震性能を満たしていないだけじゃなく、雨漏りなども数多くあります。

今までに東西の外壁改修や屋上防水改修に約1億7000万支出して、さらに今後南北の外壁改修で約1億4000万かかる予定です。しかし、庁舎内30か所以上ある雨漏りの解決は見込めません。

どんなに外側が良くなっても、配管や給排水設備、ボイラー、電気系統などの設備はすでに限界です。あらゆる階の天井から雨漏りしている時点で常に漏電火災の危険性があります。
たとえ倒壊しなくても市役所の機能が失われれば大ダメージです。
市民に防災や減災の啓発をしたり、自助・共助・公助という言葉を聞くたびに思います。
「まずは市の庁舎をなんとかしないと被害が拡大するのに」

市の職員も危険性は当然理解はしています。早急に何とかしたいという思いも共有しています。
でも、お金がないというのが現実です。
君津市は将来負担比率が低く市債を発行することはできます。
しかし、庁舎の建て替えには市債で賄えない費用も20~30億円必要となります。
つまり君津市の現状では、「借金はできるけど頭金(現金)がない」状態なのです。

これを解決するには民間企業の力を借りるしかありません。
特に君津駅と複合化できればこ線橋の問題も解決し、久留里線乗り入れも見えてきます。
12月の議会答弁では、市側も
「民間活力を活用した施設整備の手法等についてさらなる検討を重ねていく」
と発言があったので、今後の動きに期待していきたいと思います。


市役所8階の廊下。壁紙を張り替えたばかりなのに雨漏りでカビてしまった。
他にもジョークのような話だが、災害対策室が雨漏りをしている。。